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中医学と薬膳で女性の美容を考える

薬膳コラム中医学 春のすごし方


春です。のびのび過ごせていますか?

大地が温まり、花々が咲き、草木が成長を始める春。
土の中で縮こまっていた虫たちが地上に出て動き出すように、私たちも体を伸ばし、活動を始めたくなる季節ですね。

のびのび身体を動かしたいのに、なんだかスッキリしない、
イライラする、頭に血が上るような気がする、だるい。
などの症状が起こることはありませんか?

もし、このようなトラブルがある場合は「肝」の働きが悪くなっているのかもしれません。

春なのに。スッキリしない?

地中の温かい空気が上空に行くように、人も気を上へ外へと出したくなります。
気がうまく発散できないと、内にこもって熱を生み、制御できずに上昇して怒りっぽくなったりします。

この気の流れを調節しているのが肝という臓器です。
春を健やかに過ごすためには肝を養い助けることが大切です。

肝を動かすには血が必要です

肝は血が十分に貯蔵されてこそ、思いきり働けます。
肝に血が不足すると動きが悪くなるだけでなく、疲れ目、皮膚・髪の乾燥、生理不順、顔色が悪くなるなど、
女性の大敵をまねきます。

心と体をスムーズに働かせるために養肝養血し、軽い運動や散歩をして気の巡りもよくしましょう。

【肝の働きを助ける食材】
あさり、しじみ、にら、菜の花、せり、セロリ、ピーマン、いちご、酢、ナッツ、椎茸 など

【血を補う食材】
いか、うなぎ、さば、きくらげ、にんじん、ほうれん草、桑の実、桃、レバー など

【気の巡りを良くする食材】
三つ葉、春菊、せり、セロリ、青じそ、にら、ゆず、ミント など

約二千年前に書かれた中国最古の医学書と呼ばれる「黄帝内経」では、春の過ごし方をこのように述べています。

「黄帝内経」春の過ごし方

春には万物が芽吹くのに合わせて、人間も活動的であるべきで、抑制的態度は相応しくない。
ゆるゆると散歩でもして、髪もほどいて衣服もゆったりさせ、気持ちを伸びやかにさせる。
夜は遅めに寝て、朝は早く起きる。(「よくわかる黄帝内経の基本としくみ」より

春は出会いや別れ、新年度・新学期等、なにかと気を遣う季節です。
ゆるゆると過ごせるように、旬のものを食べてご自身の体もお気遣いくださいね。