宮廷医学|刮痧美容を学ぶ

日本で知られている刮痧(カッサ)はボディやフェイシャルの美容目的に使われています。
刮痧プレートを使用しますが、肌を傷つけないように優しく撫でるので、リンパマッサージに似た美容法として認知されていると思います。

でも中国や台湾で施術される刮痧は、首や背中に赤紫のツブツブが線になってたくさん出現!
ちょっと怖くて、痛そうな刮痧。
実際はどうなのでしょうか。

皮膚にあらわれる赤いツブツブ「痧」

本場、中国北京で刮痧の歴史、理論、技術を学んできました。
実技中、赤紫色になっていく背中を刮痧プレートで何度も流しながら「痛くない?」と声をかけると、「そんなには痛くない」と返ってくるのですが、なかなか先生のように強くはできません。
それでも気血の滞りが感じる部分はゴリゴリした感じが伝わってくるのがわかりました。

太陽膀胱系の五臓六腑のツボのどこに「痧」または「朱痧」があらわれるかなど観察しながら施術していきますが、先生が刮痧プレートで背中を流すと、みるみる赤くなっていきます。
治療として手早く強くする必要があるようです。

病理の潜んでいる部分を刮痧プレートでこすると、皮膚上に赤いツブツブ「痧証」があらわれ、その色、状態、範囲などで診断してから本格的な治療を施します。

フェイシャル実技も学んできました。
フェイシャルでは両手に刮痧プレートをもち、ツボをとりながら流していきますが、顎のフェイスラインは特にゴリゴリ感がよく伝わってきます。
手でマッサージするより、刮痧プレートを使用した方が一定の施術ができると実感しました。

もともと活痧は民間療法のひとつでしたが、徐々に医学として認められ理論体系が形成され、今ではその理論に基づいて刮痧の指導に取り組んでいるそうです。

中国の刮痧は目的によってわけられ、治療のための治療刮痧、疾病予防の保健刮痧、美容目的の美容刮痧と三つあります。
これらの経験は、今後「日本中医食養学会」の中医美容研究会で深めていく予定です。

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